あらすじ
トム・フーバー監督による小説に基づいたミュージカル作品で、2012年に公開された映画です。パンを盗んだことがきっかけで19年間囚人として生活することになったジャン・バルジャンは、仮出獄した際、司教の優しさに触れ罪を悔い改め、回心します.
その後、ジャン・バルジャンは、ファンテーヌという女性の娘であるコゼットを預かることになり、その娘に愛情を注ぐことを約束しました。そして、監獄に戻らないジャン・バルジャンは警部であるシャベールに追われながら、コゼットと親子さながらの生活をしてきます。しかし、二人が住んでいるフランス・パリでは、フランス革命に燃える民衆が立ち上がっており、二人はその時代の大きな変化の渦に飲み込まれていきます。
| 映画名 | レ・ミゼラブル |
| 監督 | トム・フーバー |
| 公開日 | 2012年 |
| 受賞経歴（第85回アカデミー賞） | 音響録音賞、メイクアップ＆ヘアスタイリング賞、主演男優賞（ヒュー・ジャックマン）、助演女優賞（アン・ハサウェイ） |
| ジャンル | ミュージカル |
| 上映時間 | 158分（2時間38分） |
| 年齢制限 | なし |
| アマゾンプライムビデオ | レンタル：￥299 購入：￥718 |
感想
内容
感動
音楽
俳優
総合オススメ度
内容 感動
この映画での、一番の見どころは一人一人の気持ちの変化ではないかと思います。まずは、なんといっても主人公のジャン・バルジャン。ジャン・バルジャンが仮出獄した後、司教との出会いやコゼットとの出会い、警部ジャベールの出会いを通して、人格が練られていく姿は、本当に感動を覚えます。また、そんなジャン・バルジャンを追いかけるジャベールもまた、そんなジャン・バルジャンを見て、心が動かされていきます。
他にも、ジャン・バルジャンへの愛情に少し肩身の狭い思いをしながら、自由に生きることを求めるコゼットや政治的な自由を求めて革命を起こすことに情熱を注ぐマリユス、かなわないかもしれない片思いをずっと続けるエポニーヌ。それぞれが葛藤や苦しみ、喜びを経験していく様子は見ていて、感動します。
ぜひ観る際は、一人一人の気持ちの様子に注目してほしいです。ちなみに、この映画で最高のわき役だと思っているのが、テナルディエ一家です。この一家がいなければ、この映画が成り立たないといっても過言ではないと思っています。ぼくが初めて見たときはあまり好きになれませんでしたが。
また、映画の初めの方は悲しい出来事が続きます。目を背けたくなるほどのシーンもあったりしますが、そのシーンがあったからこそ、そのあとに続く話はより一層、深みが増し加わるのだと思いました。ぼくはあまりに可哀そうになり、見ていられなくて一回見るのをやめました。個人的にあまりにも切なく、悲しいシーンで見ていられなくなった場面があったので、★を４つにしました。
音楽
レ・ミゼラブルの最も良い点は、この音楽です。この映画自体がミュージカル映画であり、歌われる曲はすべてが本当にいい曲ばかりですが、ここではぼくのおすすめを紹介します。※YouTubeは英語版を紹介しています！日本語版のもたくさんあるので、聞いてみてください！
| ～I Dream a Dream～
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～夢破れて～
コゼットの母親のファンテーヌが娼婦に身を落としてしまって、絶望の中で歌う曲です。 |
|---|---|
| ～One day more～
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～ワン・デイ・モア～
革命前夜に、ジャン・バルジャン、コゼット、マリウス、ジャベール、エポニーヌ、テナルディエ夫婦のそれぞれの思いが一つに凝縮された曲です。鳥肌立ちます。 |
| ～On My Own～
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～オン・マイ・オウン～
エポニーヌが歌った曲です。エポニーヌは、想いを寄せているマリウスがコゼットの事が好きであることを知ります。革命前夜にこの歌を歌い、エポニーヌはマリウスを命に代えても守ることを決意します。 |
|
～Do you hear the people sing?～ |
～民衆の歌～
映画のクライマックスに流れる歌です。～戦う者の歌が聞こえるか～と日本語では訳されます。それぞれの人生が夢見た『明日』が今まさに来る、という大きな歌のメッセージが映画の最後に聞くことさらに深く感じます。 |
俳優
| ジャン・バルジャン（ヒュー・ジャックマン） | X-MEN,グレイテストヒューマン他 |
| ファンティーヌ（アン・ハサウェイ） | マイ・インターン,オーシャンズ8 |
| ジャベール（ラッセル・クロウ） | ある少年の告白,ノア約束の舟 |
| マリユス（エディ・レッドメイン） | ファンタスティックビースト他 |
| コゼット（アマンダ・サイフリッド） | マンマ・ミーア！他 |
この俳優陣の名前を見るだけでも、どれほど、スケールの大きい映画化がわかります。
個人的には、ファンティーヌ役のアン・ハサウェイの映画はどれも面白く大好きです。最近は、マイ・インターンを見て感動しました。アン・ハサウェイは映画の他にも、国連で有給育児休暇の重要性のスピーチもしており、女性の社会参画にも積極に活動されているところが、応援したくなります。
他にも、マリユス役のエディ・レッドメインはファンタスティック・ビーストの主演です。ハリーポッターが大好きだったぼくにとって、つながりのある映画に出演しているだけでも、興奮します。レ・ミゼラブルの映画でも、彼のカッコよさが全面に出ています。
総合オススメ度
ミュージカル映画の最高傑作ともいわれるこの映画は、何度見ても感動します。内容ももちろん、かなりいいのですが、この映画の一番のおすすめのポイントは音楽です。～夢を破れて～、～民衆の歌～、～ワン・デイ・モア～の3曲は特に世界中で有名です。かのスーザンんボイルが、有名に歌手として有名になったきっかけは、『ブリテンズ・ゴット・タレント』という番組で～夢破れて～を歌ったからでした。ぜひ、世界的に有名なレ・ミゼラブルを見てみてください。
まとめ
映画に出てくる人物一人一人が、それぞれの思いを持ちながら人生を全うしています。フランス革命という大きな『自由』を求めている時代の中、それぞれの『運命の日』に向かって歩む姿に、感動を覚えずにはいられません。
ぜひ、ご覧になってみてください。映画ブルーレイは下からご購入いただけます。
