こんにちは!
みなさんは、聖書を読んだことはありますか。
という方もいるかもしません。
そこで、今回はそんな皆さんに、聖書に直接かかわりはないけど、キリスト教の背景があるオススメの映画5選を紹介したいと思います
・聖書を読んだことのない人
・聖書を読んだことあるけど、難しくて全然読めていない人
・キリスト教を少しずつ学びたい人
・映画としてもしっかり楽しみたい人
・映画好きな人
・クリスチャンが見ている映画を知りたい
これらの映画を見れば、
となってくれるに違いありません。
それでは厳選した5選を紹介します。個人的なお勧めなので、その点はご了承ください。
レ・ミゼラブル
ヴィクトール・ユーゴーのキリスト教文学作品が原作の「レ・ミゼラブル」です。
本作品は、2012年公開のミュージカル映画です。
19年間囚人だった主人公ジャン・バルジャンが脱獄し、キリスト教に回心した後の人生を描く作品です。
ファンテーヌという女性から預けられた娘コゼットと親子さながら成長していく姿と、フランス革命の渦に飲み込まれていく2人の人生は映画を見る大きなポイントになっています。
個人的には、アン・ハサウェイが好きなので、そこもおすすめポイントです。ちなみにアン・ハサウェイが演じた初ミュージカル映画がこのレ・ミゼラブルです。ラ・ラ・ランドよりも先にレ・ミゼラブルなんですね。
また、ヒュージャックマンもこの作品には主演で出ています。まさに豪華俳優。ぼくは、この映画を見た後は必ず、ヒュージャックマン主演のグレイテストショーマンを見ます。
そして、そのあとは、グレイテストショーマンに出てくるザックエフロンに目がいって、そのまま、ミュージカルハイスクールを見るのが個人的な流れです。
そして、バスケットをしているザックエフロンを見て、自分をしたいなーと思って終わります。
キリスト教の背景がある映画の一番のおすすめです。ぜひ、見てみてください。
ベン・ハー
ルー・ウォーレスの小説「ベン・ハー」を映画化したものです。ベン・ハーは何度か映画化されましたが、1959年に映画化されたものは、アカデミー賞最多受賞作品として今なおその記録は破られていません。
同じ受賞数の作品をあげると「タイタニック」「ロードオブザリング/王の帰還」があります。
映画の作品として、かなりの評価を得た作品であることは疑いようがありません。
舞台は、紀元1世紀前半、イエスが生きていた時代です。ローマ総督の殺人未遂で濡れ衣を着せられたベン・ハーは奴隷として売り飛ばされてしまいます。
その家族は、ローマ軍の軍人であり、古くからの友人メッサラに逮捕されます。
長い奴隷期間を過ごしたベン・ハーは敵船の攻撃により、船を脱出。無事に奴隷から解放されます。
その後、ベン・ハーは戦車競走の名手となり、ローマ帝国でも有名な名手となっていたメッサラに復讐する、というのが大まかな話の流れです、
この映画は、2016年にも映画化されました。
この作品は1959年で公開された映画ほどの高評価はもらってはいませんが、モーガン・フリーマンなど有名な俳優なども出演しており、「ベン・ハー」の話をきれいな画質と俳優なども楽しみながら見ることができます。
1959年の映画も見ていただきたいですが、2016年公開のベン・ハーを見ても、十分満足できると思います。
天使にラブソングを1~3
この映画は日本でも高い評価を得ていて、多くの人が見たことがあるのではないでしょうか。
1992年のミュージカル映画です。
人気だったために、シリーズ化され3部作まで制作されました。
ナイトクラブで歌手の仕事をしていたデロリスは、大物マフィアの愛人でした。しかし、あることがきっかけで身を負われることになり、修道院に身を隠すことになります。
そこでのシスターとしての生活はルールが多く、退屈な毎日でした。その様子を見た、修道院長は歌手だったデロリスを聖歌隊の指導者に任命します。そのことがきっかけで修道院の様子が大きく変わり町中をも変えていきます。
以上が大まかな流れになっています。
レ・ミゼラブルもそうですが、個人的にはミュージカル映画が好きなので、この作品もかなりお勧めします。あるこー 聖書.jpg
ナルニア国物語
クリスチャンのC・Sルイスが書いた小説『ナルニア国物語』を原作に、映画化されたファンタジー映画です。
この映画も非常に日本で人気を博し、第1作目の「ライオンと魔女」が2005年に公開、第2作目「カスピアン王子の角笛」が2008年、そして第3作目が「アスラン王と魔法の島」が2010年に公開されました。
田舎に疎開してきた4人の兄妹は、新しく住むことになった家の中を散策していると「ナルニア国」につながる洋服ダンスを見つけます。
その、「ナルニア国」は魔女によって支配されており、4人の兄妹は思いもよらず、「ナルニア国」を救うために、「ナルニア国」に残ることになってしまいます。
不思議なライオン「アスラン」と共に4人の兄妹は、いのちを懸けて魔女に挑んでいきます。
以上が第1章のあらすじです。
この映画は史上最高のファンタジー作品とも呼ばれるほど、世界中から高い評価を受けている作品です。
ぼくは、作品中にはキリスト教の事は全く出てきませんが、この物語全体を通して、キリスト教の世界観や思想が組み込まれているなーと思わされます。
この作品も「天使にラブソングを」同様シリーズになっています。
この映画を見た方は「ナルニア国」の世界観に魅了されること間違いなし??
絵本にもなっているので、サクッと話を知りたい方はこちらもどうぞ。
沈黙
江戸時代初期のキリシタン弾圧を題材にした映画です。遠藤周作の著した「沈黙」という歴史小説を映画化したものです。
江戸時代初期(特に1615~1623年の元和期)は、1587年に出された伴天連追放令から始まったキリシタンの追放の動きの中で最も殉教者が多かったとされる時代です。
その理由は、本作品にも登場する井上筑後守政重の存在が大きいとされています。作中ではイッセー尾形さんが演じています。
この井上筑後守政重は、長崎の奉公で踏み絵をしばしば行い、棄教しないキリシタンには、ひどい拷問もしていました。
作中でも、その様子は描かれており、ぼくは途中、見ているのが少しつらくなりました。
日本の歴史学者である松田毅一(京都大学名誉教授)さんは、このキリシタン弾圧が厳しかった期間を、「検索殲滅・類族監視変容」時代という言葉で表しています
史実では、1658年に井上筑後守政重の宗門改役在任期間が終了し、松田毅一さんもこの期間を区切りに、「検索殲滅・類族監視変容」時代は終わったとしています。
映画では、このようなキリシタンにとって非常に厳しい時代に2人のポルトガル宣教師ロドリゴとガルペは日本に潜入し、布教活動と先に行方が分からなくなった師フェレイラを探します。
日本ではPG12(保護者同伴であれば、子どもも見てよい)ですが、アメリカではこの映画はR15に指定されています。
個人的には日本のキリスト教の歴史を知るうえではぜひとも見ていただきたい作品ですが、見ていてつらく感じるシーンもあるので、見る前に内容を調べてから、見るかどうかを決めてほしいと思います。
おまけ~教誨師~
個人的に大好きな日本映画です。大杉漣さんが主役を演じる最後の映画です。
本作品は2018年10月に公開され、大杉漣さんは2018年2月21日に急性心不全のため、亡くなりました。
大杉漣さんは、本作品で教誨師という役を演じます。
教誨師は、受刑者の方が救われるように、聖書の教えを説く人のことを言います。
プロテスタントの牧師である佐伯保(大杉漣さん)は、度々拘置所を訪れて、複数の死刑囚と面会をします。
死刑囚たちは、ホームレスだった人や、関西弁の中年の女性だったり、人を殺すことは正しいと考えている若い青年など、様々な背景を持っており、佐伯保はそんな一人一人に真摯に向き合い、死刑が執行されるまでの期間、少しでも聖書に書いている教えを伝え、救われるように尽力ていきます。
映画の多くは、佐伯保牧師と死刑囚の会話です。もしかしたら、会話のシーンばかり見て、退屈に感じる方もいるかもしれませんが、死刑囚一人一人に向き合う佐伯保牧師の姿や、徐々に死刑囚との関係が築かれていくのを見て、ぼくは、教誨師の本気を見たような気がしました。
もちろん実際の教誨師の方が行なっていることと違いはあるかもしれませんが、死刑囚に向き合う思いや覚悟が、この映画からも伝わってきました。
日本を代表する俳優、大杉漣さんが主役を演じる最後の映画、「教誨師」。
一度、見ていただきたいと思います!
では!