あらすじ
ケヴィン・レイノルズ監督によるイエスの復活を題材にしたドラマ映画。
紀元33年、エルサレム。イエスが十字架にかけられて死んだあと、ユダヤ人の祭司たちはイエスの弟子たちが死体を持ちださないよう、イエスが葬られている墓を見張ってほしいと総督ピラトに嘆願します。そして、その任を受けたクラヴィウスは、部下にその墓を見張るように命令します。
しかし、翌日クラヴィウスのもとにイエスの死体が墓からなくなったという知らせが届きます。それから、クラヴィウスはイエスを救い主だと信じている人々を尋問をしました。
そして、ついに弟子たちが集っている場所を見つけ出すことに成功しますが、その集っている場所でクラヴィウスが見たものはあまりにも信じがたい光景でした。
作品名 | 復活 |
監督 | ケヴィン・レイノルズ監督 |
公開日 | 2016年 |
ジャンル | ドラマ 歴史 |
上映時間 | 107分(1時間47分) |
年齢制限 | なし |
Netflix | 月額見放題(880円~) |
感想
内容
感動
俳優
総合オススメ度
内容感動
映画の題材は、イエス・キリストの復活です。このテーマに関する映画は、他にも多く制作されていますが、この映画の面白い点は、話がイエスを迫害するローマ兵の視点で話が進められているところです。
百人隊長であったクラヴィウスは、総督ピラトの命令でイエスの死体の行方を捜すために、イエスの弟子たちを脅しつつ尋問しますが、バルトロマイをはじめ多くの弟子たちが、脅しに屈せずイエスに魅了されている者ばかりでした。
そう言った人々にクラヴィウスは動揺していくのですが、ローマ人の立場からイエスの復活を見るとこうも奇妙なことに見えるんだと、様々な想像を掻き立てられます。そういう意味では、イエスの復活の奇跡を様々な角度から見ることのできる映画だと思います。
また、話が進むにつれて、クラヴィウスはイエスに関心を持つようになり迫害する側から、弟子たちを擁護するように変化していきますが、その変化も個人的には、感動も覚えます。ただ、その過程がどうも多くのキリスト教徒ではない方にとっては、受け入れられなかったようです。
いろいろなサイトの映画レビューを見ましたが、多くがこの映画は、クリスチャン向けだと批評しています。確かにそういう意見があるのは結構理解できます。
限られた時間の中で人の信仰的な変化を描ききるのは確かに限界があり、やはり映画の中でも、そんな急に、態度変わる?と思ってしまうシーンも個人的にありました。
俳優
個人的には、ハリーポッター好きなので、トム・フェルトン(マルフォイ役)が出演していただけで、十分楽しめました。ハリーポッターの死の秘宝part2が2011年の作品だったので、トム・フェルトンがさらに大人になった姿を見れて嬉しかったです。ハリーポッター好きな人は必見です。
また、主人公クラヴィウスを演じたジョセフ・ファインズのお兄さんは、ハリーポッターのヴォルデモートを演じたレイフ・ファインズでした。これを知ったとき少し衝撃でした。トムフェルトンは、ハリーポッターでファインズ兄弟のお兄さんと共演し、今回の作品では、ファインズ兄弟の弟さんと共演していました。ハリーポッターを見た後にこの作品を見ることをお勧めします!
総合オススメ度
クリスチャン向けの映画だと思いました。もちろん、そうでない方が見ても感動できるシーンはたくさんあります。しかし、他のサイトのレビューでもあるように、話の流れが急でクラヴィウスの考えの変化に追いつけない方もいるのではないかと思います。
それでも個人的には、この映画を見ることをお勧めしたいと思います。聖書の歴史やイエスの復活を目の当たりにした人がどのような信仰を持ち、どのような生き方を選んでいくのかを見て、自らの考えを深めるきっかけになるからです。
イエスの復活を信じた人がどのような生き方に変わっていくのかを少しでもこの映画から知っていただければ幸いです。